挫・人間 メンバー募集”1”でワンマン-TOUR 後半戦振り返り

前半戦の続き。

 

7月13日(水)

ツアー後半戦スタートの前に、レッドクロスでTHE 抱きしめるズとのツーマンが急遽決まった。5月の大感謝祭が夏目さんのレッドクロス最後だと思っていたから、まだ見られるチャンスができてよかった。

 

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転換で珍しくシャッターが閉まっていたから、何かやってくれるんだろうな〜とは思っていたところに、まさかのドラム菅さん!!!!本当にびっくりした!!!大好きな菅さんのドラムで演奏する挫・人間がまた見られることに大興奮しているのと同時に、1曲目にまったくMCなしで始まった新曲が、めちゃくちゃ格好良くてぶち上がった......このタイミングで披露する新曲が最高に格好良いの、本当にずるい。

 

あと、前日にSNSで見て幻かと思っていた、夏目さんのピアスが本当に耳に光っているのを見てひっくり返ったりもした。

 

ライブが終わったあと夏目さんのツイートでツアー後半戦は菅さんと回ることを確認して、めちゃくちゃうれしいのとキモツさんが知らぬ間に最後だったことにさみしくなった。またきっと見る機会はあると思ったりもするけど...。

 

7月16日(土)〜18日(月・祝)

7月ツアー後半戦が始まる直前の三連休、美容院で髪を切って染め直して、ネイルも挫・人間仕様にしてもらった。

 

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右手は夏目さんの髪色をイメージした緑系で、ギターに飛んでいる鳥を爪にも描いてもらった。左手は下川さんの髪色イメージでオレンジピンク系のちゅるちゅるミラー。光が当たるときらきらしてとてもかわいい。

 

遠征前のこういう1つひとつの準備でワクワクしてくる。あとは、とにかく無事に最終日まで乗り切れることを祈っていた。

 

7月20日(水)

この日は午後半休を取った。仕事を無理やり終わらせて東京駅へ向かい、新幹線で新大阪へ。駅弁は安定の崎陽軒(今回はチャーハン)。

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先週あたりから感染者数が一気に増え始め、知り合いや色んなバンド・芸人・アイドルなどなどの感染報告と公演中止のお知らせが毎日のように目に入っていたこともあり、問題なく今日を迎えられたことにとにかくホッとしていた。

 

新大阪に着いてホテルで身支度を整えて心斎橋に向かう。Pangeaはむかーし何かのサーキットフェスでちらっと入ったことがあったような...?近くに他のライブハウスも色々あるからどこだか分からないけど、あの通りの記憶はすごく残っていて、なんとなく懐かしい気持ちになった。

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夏目さん曰く「ここに来てここ数年で1番意味分かんないライブだった」とのことで、ピカデリーナの間奏で梶原さんに電話を繋いだり、下川さんが「今日はアタシがみんなのママになる!!」と叫んだり、とにかく楽しかった...(笑)

新曲の「人類終了のおしらせ」が1曲目で、超かっこよかったな〜!レッドクロスで聴いて以来2回目だったけど、すごく好きだな〜。この日はツアーで唯一新譜の中から「このままでいたい」をやってくれた日でもあり、この体制でのライブで聴けたことが本当にうれしかった。

メタモるもやってくれると思わなかった!声児さんが加入してから、下川さんと夏目さんがあまりにも完璧にひとつの照れもなくアイドルをやってくれることに改めて普通じゃないなって実感してより大好きになった(笑) 声児さんは毎回ちょっと照れたりしていて、普通そうだよな〜とニヤニヤしてしまう。下川さんも夏目さんも(アベさんも)、あの時間はナチュラルにアイドルの動きになっている瞬間が、多々あった...。そして夏目創太さんは普通の女の子に戻っていきました...。

「人生地獄絵図」や「ダンス・スタンス・レボリューション」といった菅さんならではのセトリもあったりして、うれしかったしとっても楽しかった!最高...。

 

終演後、秒でライブハウスを離れホテルへ。ホテルのサービスであったかい掛けそばをいただき(鯛出汁でおいしかった)、そのまま大浴場でお風呂に入る。お風呂上がりに飲む缶ビールは本当においしい!遠征はやっぱり大浴場のあるきれいなホテルに泊まるに限る!そのまま関西ローカルの「今ちゃんの実は...」を見ながら就寝。

 

7月21日(木)

この後の旅程も考えて、朝ごはんはホテルのビュッフェを食べた。

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映えない写真しかないが、コーヒーカップがかわいくてよかった。

 

チェックアウトぎりぎりまでメイクなど準備をする。ライブの日にメイクをバチバチに決めるのはとても楽しい。ここ数年でそう思えるようになったのも挫・人間のおかげだなあと思ったりする。

 

新大阪から今度は岡山経由で高松に向かう。新幹線で岡山駅まで行き一旦下車し、向かった先は、絶対に食べると決めていた桃パフェ!

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ありがとう岡山...おいしかった...。

 

まだ時間もあったので、前日のブログで下川さんが書いていたストレンジャーシングスの靴下を探しに駅前のファミマに向かう。白黒各一足だけ残っていたので私も買い占める形になってしまった。作品のこと何も知らないのにごめんよ...。

さらに立ち寄ったドラッグストアに幻のKATEリップモンスターが数本残っており、あわてて2本買ってしまった。実物初めて見たぞ。岡山にあったのか。

 

荷物を少しだけ増やして岡山を離れる。快特マリンライナーで高松へ!陸路で香川に行くのは初めてでわくわくする。前回は例の灼熱野外ライブのために、飛行機で空港→レンタカーで会場へ行ってライブを見て、そのまますぐ空港に戻って東京へとんぼ返りしたのだった。香川は友人の出身地でもあって、この街で暮らしていたんだなあと思うと何となく特別な気持ちになる。

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駅に着いてコインロッカーに荷物をぶち込み、うどんを食べた。麺はもちろんだけど、出汁がすっごくおいしかった...。

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駅前のバスに乗ってライブハウスの近くへ移動して、開場を待つ。

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中に入ると、うっすらとオリエンタルなお香のにおいが漂っていて、なんとなくドキドキする。ステージは柵なしで高さもフロアとほとんど変わらないタイプ(JAMみたいなイメージ)で、天井も低い!フロアとステージが近い!

ライブが始まると夏目さんの足元も手元もすごく良く見えて、このツアーでも特に夏目さんを見続けていた日かもしれない。あと、私はレッドクロスで見るステージ上の下川さんの瞳がいちばんキラキラしていると思っているのだけど、この日の下川さんは同じくらいきらめいて見えた。黒目のふちの輝き...。

アンコールでのスモークの量はご本人たちも振り返っていたけれど、開演前にもスモークがブワーーーッと出てきて、その音でビクッとするぐらいの勢いがあった。

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冒頭3曲で、もう、信じられないくらい気持ち的にも物理的にもアツくて、最高だった...。念力の出だし、1番の入りのところで下川さんが「跳ぶよ」って言ってくれて、全員で跳んだのが本当にほんとうに楽しくてうれしかった。

 

あと、下川さんが「他の人のライブでは知らないが、挫・人間のライブではお前たちはお前たちの踊りを絶対に恥じるなよ」と言っていて、これがとてもうれしかった...。前回TOONICE時の最前客のモノマネ(柵がない、両手足じたばた)は寸分違わず普段の私だったが、挫・人間のライブでは誰もスマートとかおしゃれと形容されるようなノリ方踊り方をしておらず、オタク踊りでも浮かないところが大好き。

 

なんでこんなにもクズとリンゴって心に響くんだろうと思いながら聴いていた。この日のこと忘れたくない。

 

ライブが終わったら今月買ったばっかりのキャミワンピの右肩がちぎれていた。まだ数回しか着てないのに…楽しかったからいっか…。

 

終演後、夜だけ開いているうどん屋さんで名物のカレーうどんを食べようと思っていたが、時間がない!と慌てて高松駅まで戻る。カレーうどんはまた今度行きます。

 

そしてこの日は超楽しみにしていた、寝台特急サンライズ瀬戸!!!!!

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どうしても金曜日に出社しないといけないが、ライブは終演までいたい。でも新幹線だと翌日間に合わない...と悩んでいたところ、寝台特急があることに気づき、どうにかA寝台(いちばんいい個室席)の予約を取ることに成功した。ありがとう某旅行代理店さま...。平日でもサンライズは人気らしく、レアチケットなんだそう。人生で一度は乗ってみたかったので、本当にうれしかった。部屋はベッドと洗面台もついており、ほぼビジネスホテルの様相。でっかい窓が付いていて外の様子がよく見えるのでテンションが上がる!出発してすぐにA寝台専用のシャワーを浴びて、高松駅のコンビニで買ったご当地ビールとうどんを食べる。結構揺れて酔いそうだったのと明日に備えてさっさと眠ったら、下川さんがインスタライブをしていたらしく、起きたら通知が来ていてぐぬぬとなった。しゃーない。

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午前5時半の沼津の朝日

 

約10時間の長旅を終えて東京駅に到着。通勤中のサラリーマンが山ほどいるJRのホームに横になりながら入っていくのは優越感があってよかった。私もこれから働きますが...。

高松から東京までサンライズに別の隅っコがいるのを見かけて、彼女も今日働くんなら頑張ろうな...という念だけ送った。

 

7月22日(金)

駅のロッカーに荷物を預けてエクストリーム出社。ちゃんと働きました。

仕事が終わって帰ったら洗濯をしないと...と思っていたが、睡眠を優先して諦めて荷造りだけして爆睡した。来週の私がんばれ。

 

7月23日(土)

羽田から熊本へ!この飛行機にも隅っコがいるのを見かけて、ライブ当日の機運が高まる。私にとっては去年のビレッジとのツーマン以来2回目の熊本で、やっぱり下川さんの出身地だから特別な感じがする。

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熊本空港に着いてレピッシュの「KU・MA・MO・TO」を聴く。このバンドを教えてくれた大好きな友人が最近挫・人間を聴いてくれたと知って心からうれしかったので、熊本に着いたら再生すると決めていた。(彼女に下川さんが熊本出身だと教えると、「下川さんレピッシュ聴くかな......。」と言っていたので、有力情報をお持ちの隅っコがいたら教えていただけると助かります......。)

 

熊本空港からバスで熊本駅まで移動する。途中の駅に「テクノ団地」があり、ビビったりしていると、気が付いたら完全に寝過ごしてライブハウス近くの街付近まで来てしまっていた。熊本駅でご飯を食べたりしようと思っていたので、時間もあるしどうしようか...と思っていると、目の前に「鶴屋百貨店」があることに気付いた。困ったときのデパートさま!!!

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レストランフロアに入っていたご当地ファミレスみたいなお店で馬刺し寿司を食べる。しょうゆが甘くて九州に来たんだなあと実感する。おいしい!

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「天使と人工衛星」に出てくる長崎書店の横の小道

熊本はさっきまで普通の景色だったところに、ぱっと道が開けるとお城がそびえ立っているのが見えて、素敵な街だなあと思う。

 

商店街を抜けてNAVAROに向かう。熊本公演は15時半開場で、この時間あまりにも暑すぎた。開場待ちをするオタクが全員干からびかけていた。

 

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下川さんが「熊本で作った曲も東京で作った曲もやります」と宣言したとおり、この日ならではのセットリストだった。

会場の後列には、たぶん下川さんの知り合いや地元のお客さんが来ていて、MCで笑うポイントや盛り上がる箇所が前列と後列で少し違っている感じがして、それがなんだかとても良かった。

 

アンコールの天国が終わって、普段なら出てくることはないと分かっていたけど、目一杯拍手をした。ダブルアンコールで出てきて、演奏してくれるってわかった瞬間は本当にうれしかった...。アンコールは予定調和だとかいうけど、こういう日があるとやっぱり素晴らしいライブに自然と湧き上がるものだと思う。

 

夏目さんが下川さんに耳打ちして決まった「サラバ17才」、下川さんにいい?って聞かれた声児さんが「もちろん!」と言っていたのがとてもカッコよかった。

 

終演後も落ち着かなくて、気が付いたら買う予定のなかった物販に並んでサイン入りポスターを手に入れていた。東京まで持って帰るのにめちゃくちゃ苦労した。

 

バスで熊本駅まで戻り、駅ビルであか牛丼とスタバの桃のやつをテイクアウトして新幹線に乗り込む。今度熊本に行くときはラーメン食べたいな。阿蘇山にも行きたい。

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1時間もかからず博多駅に到着。ホテルでなんか甘いもの食べたいな...と思い、駅をうろうろすると、「あまび」を発見!奇跡的にまだ在庫がある!

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あまおうのわらび餅。あまおうのどら焼きも食べました。おいしい。

 

お風呂(きれいな大浴場だった)に入って、就寝。明日のこの時間にどんな気持ちになっているか想像がつかないなあと思いながら眠る。

 

7月24日(日)

朝起きて支度をしながら、今日は12半開場13時開演だったことに気付く。熊本と同じぐらいかと思っていたので、もうすぐライブが始まることに少し緊張する。

天神駅まで地下鉄で移動し、福岡に来たら絶対に食べると決めている回転寿司に並ぶ。

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愛しの活きサバちゃんと穴子の手巻き!

 

お寿司を食べ終わったら意外と時間がなくて焦る。ライブハウスまで駅から遠そうだし、タクシーで現地まで向かう。配車アプリ初めて使った。このタクシーの運転手さんが本当に気持ちのいい人で、目的地がライブハウスだと告げると「バンド?ロックですか?やっぱりロックがいいよね〜こう見えても昔ロックバンドでドラムをやってたんですよ〜」と楽しげに福岡の方言で話してくれて、福岡が一気に大好きになった。

 

UTEROにたどり着くと既に待機列ができていた。直前に10枚だけ当日券が出ていたのは知っていたけど、どう見ても10人以上並んでおり、みんな入れたのかなあとすこし気になった。来た人全員で見られてたらいいんだけど。

 

開場時間になり、入口の階段を登っていくと控室から明らかにメンバーの笑い声が聞こえてきた。楽しそうで緊張していた力がちょっとだけ抜ける。

中に入るとBGMが百人一首で「???」となった。なんで?MCで発覚するが社長セレクトの大山のぶ代が読み上げる百人一首だったらしい。ツアー中の開場BGMが大体おかしかったのは社長のせいだったと...。なるほど...。

 

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最後の最後は、笑ってとにかく楽しいライブだった!!!大好き!!!

途中全然耐えられなくてぐちゃぐちゃに泣いてたけど(笑)、でも、ライブが終わった瞬間の感情は、初めて挫・人間のライブを見たときと同じように「楽しかった!!!」だったから、本当にこのバンドを好きになってよかったなと心から思った。

 

セットリストは夏目さんセレクト

ライブ直後のメモを振り返って、目に焼き付いている光景がたくさんある。

さよならベイベーのギターユニゾンで、向かいってお互いに肩におでこをつけるまでくっついて弾いていた下川さんと夏目さん

天使と人工衛星のアウトロで、背中を合わせてお互いに体重を預けてギターを弾く下川さんと夏目さん

クズとリンゴで、「不安しかないよ」からのパートを下川さんが夏目さんだけに向かって歌っていたこと

このツアーで天国をやるとき、夏目さんは必ず一緒に口ずさんでいたこと

最後の一曲が、「サラバ17才」だったこと

 

「下川最強伝説のMCを夏目さんに全部やらせようとして、だんだんサンボマスター(山口ルート)になってしまう」というメモが残っていて笑った。楽しかったね。ほんとに!

 

Wアンコールは自撮り棒で記念撮影のみ。下川さんがブログに写真を載せてくれて超うれしかったです。あの写真本当にいい表情だなあ。

 

終演後は例によって即帰宅。博多駅まで戻り地下鉄で博多空港へ。

出発までの間にこれもまた食べると決めていたもつ鍋にありつく!

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一人前セットがあって助かる.....。

 

スマホでライブの感想などを見ながらもつ鍋を待っていると、お店に隅っコと思われる女の子が現れて勝手にドキドキした。ご時世もあるし勇気も無くて話しかけられなかったけど、「ライブすごく良かったですね」と心の中で話しかけた。

 

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いちごどら焼き(2個目)(抹茶味)と如水庵のぶどう大福を買って羽田に戻る。疲れ果ててラウンジでうとうとしていたら時間ギリギリになっていてめちゃくちゃ焦ったりしたが、なんとか無事に搭乗。バイバイ福岡!

 

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熊本の鶴屋百貨店で買った「武者がえし」。おいしかった〜。この旅唯一のお土産です。

 

ちょっとずつ書いていたらこんなに日にちが経ってしまった。この間に9月発売のシングルの音源解禁とか、TOKYO CALLINGへの出演発表(何するの?!)とか、色々あってその度に楽しみにさせてくれるこのバンドが好きだなと思う。

 

やっぱり遠征は超楽しいしおいしいものたくさん食べられて最高なので、これからも色んなところでライブがありますように!